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二世帯住宅、食事を運ぶのが苦痛!ウナギ寝床の土地でも簡単解決!逆転発想の具体的二世帯プラン

公開日: : 最終更新日:2015/02/12 二世帯住宅 間取り, 建築相談

二世帯キッチン
こんな質問に答えてみたいと思います。

【質問】
”夫の両親と同居して6年目で、現在の家を建て直すことになりました。
そこでキッチンを別にするかどうかで悩んでおります。

現在の住居は全て共用で食事の支度は私がやっています。
夫と義父の仲が良くないのと子供が時間がかかるため食べるのは別で、私たちの分はその都度2階に運んでいますが、それが毎日苦痛でたまらないのです。

せっかく建替えるのだから2世帯にした方が何もかもが便利で良いと思うのですが、2世帯だと大きな家になり、費用も管理の手間も多くなります。また、義理の両親も高齢なので介護のことや、どちらか、もしくは両方が居なくなってしまったら不便が生じることも多いのでは?と心配しています。
その時大きなリフォームをする余裕は到底ありません。

いずれまた私が食事のお世話をすることを考えたら、1世帯の方が楽かもしれない、でも今のように食事を運んだり、家族が2階のリビングで寛いでいるのに、自分1人だけ1階のキッチンへ行って食事を作るのも使用人みたいで嫌だとぐるぐると考えがまとまりません。

ちなみに土地は100坪ほどですが、京都の町屋のように間口の狭い鰻の寝床のような土地で非常にプランの立てにくい不便な地形です。
これが2世帯住居に踏み切りにくくさせている要因でもあります。こういう土地の間取りの工夫も聞かせて頂けたら有難いです。”

【回答】

2家族の同居を考えるとき、少なくともキッチンは別々に造るのが理想的だと考えますが、予算・敷地面積等の理由から、一般的に“我慢して”共同キッチンとなっているのが一般的のようです。但し、今回ご相談の様に老夫婦との同居の場合、少し考えを変える必要がありそうです。

いかに熟練された主婦でも老いてきますと、料理を作るのが精神的にも肉体的にも厳しくなります。そうなると同居の若い主婦が食事も担当することになり、老夫婦用のキッチンが不要となります。

従って、老夫婦との同居(将来の介護をも考えて)をする場合、キッチン・浴室については共用のほうが良いと考えます。(但し、老夫婦専用のスペースにミニキッチンのような、簡単かつ安全にお湯を沸かしお茶が飲めるような設備は必要ですが・・)

今回ご相談者である若主婦が食事を作り、2階(若家族のスペース)に運んでおられるとのことですが、家を建て直す計画があるのであれば、これをキッカケに「老夫婦に食事を運ぶ」と、方向転換を図られたらどうでしょうか?(但し、食事を運ぶ経路は、若主婦の負担を鑑みて、平面的にすべきだと考えます。)

以上のことを踏まえて平面プランを検討して頂きたいのですが、ご相談のように間口が狭く奥行の長い、面積の広い敷地のようですので、老夫婦のスペースを“離れ”の形式とし、母屋との間に小さな中庭を配置し短い渡り廊下で繋ぐのはどうでしょうか?

例えば
老夫婦スペース:ベッドスペース+DLスペース(ミニキッチン付)+便所
       ↓ 平面的に接続 
若夫婦スペース:LDKスペース+ユーティリティー(1F)
        夫婦寝室+子供部屋(2F)

このような形にすれば、敷地形状にも即した配置ができるのではないでしょうか?

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