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スケルトンリフォーム戸建の基礎 捨コンと床下点検の高さがなくてもよい理由と鉄筋の間隔はあなたの気持ち次第な訳

公開日: : 最終更新日:2015/05/30 スケルトンリフォーム, 中古住宅 リフォーム, 全面リフォーム, 建築相談

 

skeleton_foundation

こんな質問に答えてみたいと思います。


【質問】
スケルトンリフォームを計画しています。
・木造2階建て
・のべ床は35坪程度
・屋根はスレート
・外壁はサイディング
基礎がほとんどなかったので、ベタ基礎を新規にお願いしています。

そこで基礎について、3つ質問です。
1.)ベタ基礎の立ち上がりは、当初は400㎜の予定でしたが、300㎜になり、立ち上がりの幅は新規土台の脇からセメントを流すので200mmとなります。
立ち上がりの内側の高さが200㎜となるので、床下は完成後メンテナンスには利用できそうもありません。

土台をジャッキアップして、大がかりな工事をするのも理由があるのでしょうか?費用の問題でしょうか?理由が分かるようでしたら、予想でもいいので教えて下さい。

 

2.)何度頼んでも捨てコンはしないと言います。して欲しいと言っても「心配ありません。」と言われるだけです。これはどう思われますか?

 

3.)基礎に入れる鉄筋が※@300となっているので、@200でおねがいしましたが「必要ありません。」と言われました。

 

以上3点について、アドバイス頂きたいと思っています。費用を追加してでも、お願いした方がいいものがあるようでしたら教えてください。

契約前には詳細を説明してくれず、解体後に現場で打ち合わせと言うことでした。素人考えでは、立ち上がりは400㎜あったほうがいい気がしますし、もう少し深く掘って、基礎を施工してもらえば、立ち上がり内側も高さも確保できる気がしますが費用が関係していますか?可能性として考えられる事を教えてください。

beta
イメージ図(縮尺無視)

※@300(ピッチ300) = 300mm間隔で = 30cm間隔で

 

【回答】

築何年経過しているがわかりませんが、屋根はスレート、外壁サイディング仕上で、建物としては基準法上軽い建物とされます。
しかし、2階建てですので「基礎がほとんどない」 というのが理解できません。

1981年以前の建物であっても、2階建であれば、鉄筋コンクリートの布基礎は (BASE 巾≧300) 施工されているはずです。
base2

1.)>立ち上がりの内側の高さが200㎜となるので、床下は完成後メンテナンスには利用できそうもありません。
>土台をジャッキアップして、大がかりな工事をするのも理由があるのでしょうか?

立ち上がりとはGL※からの「立上り高さ」を言われていると思うのですが、なぜ400㎜から300㎜に変更させたのでしょう。

beta3
元々の基礎の立ち上がり高さが、おそらく GL+300 だったのでしょうね。ですから、そのまま基礎補強を考えられたのではないでしょうか?

何故、ジャッキジャッキアップして、建物全体を持ち上げられなかったのでしょうか?
玄関の上り框廻りの高さの関係でしょうか? 一度、施工業者さんに聞かれたらどうでしょう。確かに費用は掛かりますが、ジャッキアップ自体はそれほど難しい工事ではありません。
逆に考えて、立ち上がり高さを400㎜にする「メリット」と「床下点検の目的」はどれくらいあるのでしょうか?
今後はベタ基礎です。床下通気が十分に取れており、防腐・防蟻処理が十分 施されていれば床下のことは心配ないように思います。

それよりも、床下点検など必要がないように、業者さんにシッカリした工事を依頼されてはいかがでしょう。

 

(※GL:グランドラインの略。建築物が建つ、土地の表面レベル(地表)の事)

2)>何度頼んでも捨てコンはしないと言います。して欲しいと言っても「心配ありません。」と言われるだけです。これはどう思われますか?

私も、捨てコンは必要ないと思います。
「捨コン」とは、基礎を造るために墨出しをし、鉄筋の配筋位置を確定したり、コンクリートの止め型枠の位置を確定するために施工します。

今回ベタ基礎の「配筋及び立上り基礎の配筋・型枠」に関して、捨コンなくても充分に正確な施工は可能であると思います。
必要ない所に費用を掛けるのは、いかがなものかと思います。

 

3)>基礎に入れる鉄筋が@300となっているので、@200でおねがいしましたが「必要ありません」と言われました。

鉄筋が「@300」とは、ベタ基礎の配筋なのか、基礎立上り部分の配筋なのか分かりませんが、何れにしろ配筋は安全側を見て※『 D10 @200 』と強くお願いされてはいかがでしょう?
beta2
特に必要。とういう根拠はありませんが、住まれる方のご心情が一番大切だと思いますので。

(※『 D10 @200 』= 「D10 = 直径10mm」 「@200 = 200mm間隔(ピッチ200)」
直径1センチの鉄筋を20cm間隔で配置)

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  • 大阪の工務店
    「住まい工房にしいち」の代表一級建築士
    西 規夫(にし のりお)
    1944年4月15日生まれ
    一級建築士歴 約40年

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