プロフィール
物心付いたころの私は、祖父母と兄の4人家族で、周りを田んぼに囲まれた田舎暮らしでした。 祖父はわずかな田圃を耕しながら、宮大工をしていました。いわゆる兼業農家です。 私たちが住んでいた家も、棟上げ・屋根・外壁以降は、農業の傍ら一人で内部の仕上げをしていました。
友達のいない私は、作業場(造りかけの部屋)の片隅で毎日のようにそれを見ていた記憶があります。
私は中学3年の時、両親のいる大阪に来ていきなり高校受験に突入するわけですが、その時すでに“将来建築をしよう”と決めていました。(おそらく祖父の影響でしょうね)
大学の建築学科を卒業する時、将来独立しようと思っていた私は、短期間に全ての分野をマスターしようと目論み小規模の建設会社に入社しました。
ところが半年後のことです。
小さな工務店に勤務していた父親が「独立するから一緒にやろう」との誘い。迷いながらもこの誘いに乗り“西一工務店”の誕生です。
そして・・。
一級建築士としての経歴も今や、39年になりました。「一緒にやろう」と言ってくれた父は一昨年の冬に亡くなりました。
これからは、大好きな木造住宅を主に、お手伝いしていきたいと思っています。
しかし私は、世の中にたくさんある、ハウスメーカーが作るような住宅にはあまり興味がありません。大量生産ではなく、一つひとつ 抱えている悩みを聞き、問題の解決方法を提案しながら、望みが叶う家づくりを行っていきたいのです。
公開日:
最終更新日:2015/01/30