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築50年家の床がペコペコ、歩くとふわふわ沈む。簡単に耐震性も向上させて丈夫にする方法

50nen_img

こんな質問に答えてみたいと思います。


【質問】

築50年以上木造2階建ての、2階の床を丈夫にするにはどんな方法がありますか?

2階には2部屋横並びにあるのですが、隣接している部分の床が特に沈んでいるように思います。
傾いてる気がして、2階にいると何となく気持ち悪いというか、酔ったような感じになります。

畳の上なんですが、薄い板の上を歩いているようでペコペコしていて床が不安定です。
端の30センチくらいだけ普通の床みたいに安定感があるので、違いがすぐにわかります。

上手に説明できないのですが、1階には4部屋あって真ん中の部分に壁がなく、それぞれの部屋に障子4枚があってそれで仕切りになっています。
そのうち1部屋はすべてがその状態で、他の3部屋も壁は端っこにしかありません。

古い家ですが愛着があり、壊したくありません。

考えられる理由と、直せる場合、方法を教えてください。
よろしくお願い致します。
 

 

【回答】

>2階の床を丈夫にするにはどんな方法がありますか?

築50年から察するに2階床の構造は、床梁(又は桁)の上、直に又は根太組の上に
※荒床(あらゆか)板(t=15~18mm)貼りして畳を並べていると思います。

※畳の下地としての床で、仕上げていない板(マツ・スギなど)を用いるので荒床(あらゆか)と呼ばれる。最近は合板などを張ることも多い
 
wyuka
 
出典:http://www.ie-erabi.com/moku/mzyuka.html

畳の上を歩くとベコベコする感じは、畳と床板の老朽化が原因ではないかと思います。
(畳も劣化により畳床がフワフワになります。)

耐震上、非常に大切な2階床の剛性(2階から上に働く地震力をきっちり下の階に伝達するための床の堅さ)を確保するために、「梁と梁」及び「梁と桁」の交差部に灯打ち梁が入っていると思います。
入っていれば、地震に対して一応安全です。
 
hiuti
出典:http://www.house-support.net/toi/hiutihari.htm
 

補修方法畳を捲(まく)り、現況の床板を撤去。構造用合板(t≧12mm且つ現況床板と同じ厚さ)を全面に貼り、(釘の太さとピッチ(間隔)は、正確に)畳を敷き並べてください。これだけでも、耐震的に十分補強できます。
 

 

>2階には2部屋横並びにあるのですが、隣接している部分の床が特に沈んでいるように思います。
 

隣接部分とは、敷居部分でしょうか? この部分が沈んでいるとすれば、この下の床梁が撓(たわ)んでいるかもしれませんね、床板を捲(まく)った時に確認してみてください。
もし撓(たわ)んでいれば、添え梁などで補強が必要かと思います。
 
 
結 論: 2階の床補強は比較的簡単にできますのが、床のみならず、壁等を含めた耐震診断を至急にしたいものです。
    

 
 

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    「住まい工房にしいち」の代表一級建築士
    西 規夫(にし のりお)
    1944年4月15日生まれ
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