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屋根裏換気 あなたも勘違いしていませんか?「換気扇」を回すダケが換気ではありません。

公開日: : 最終更新日:2015/08/05 建築相談, 換気, 断熱リフォーム

屋根裏換気

こんな質問に答えてみたいと思います。


【質問】

換気について質問です。
新築中の屋根裏換気に関して、工務店に確認したら
換気に関しては特に何もせず、検査も通るので問題ないとの事です。
今まで施工した家も換気をつけたことはないらしいです。

ただ天井断熱の場合、夏場の暑さ対策で 換気は必要という人が多く、工務店の言い分が正しいのか?疑問に思います

屋根裏が結露してと言う事もあるようですが

屋根裏に関して換気には法律的な基準はないのでしょうか?

屋根裏換気に関しては施主側で対策をしないといけないのでしょうか?

 

【回答】

その工務店さんが「換気を付けたことはない」というのは、換気扇などの強制換気のことを言われているのではないでしょうか?
一般的に、小屋裏は自然換気(※1)のため換気口を設けますが、法的な規制はありません。

 

天井裏断熱の場合、小屋裏(屋根と天井に挟まれた部分)に自然換気がなされています。
天井断熱
出典:http://blog.livedoor.jp/okeichihousing/archives/51957206.html

自然換気

出典:http://www.yamatech.net/roof-reform3.html

つまり、小屋裏部分が外気に面している(屋外と考える)から、天井裏に断熱材を敷き詰めるわけです。

断熱材
出典:http://www.freedesign-home.net/store/image/blog/4897.jpg

『天井断熱だから換気が必要』ではなく、天井裏が『自然換気によって外気に面しているから断熱材で覆う必要がある』わけです。

屋根裏換気

逆に 屋根の勾配が極端にゆるい、もしくは陸屋根の様に勾配が殆どない場合は、天井裏「自然換気」が取れません。つまり「屋根裏換気は取らないし、取れない。」
そう考えると天井裏懐(※2)が大きい場合「天井裏換気無し」も考えられそうです。
(空気の層ができるので)その方が天井断熱にとっては有効かもしれません。

 

但し、懸念されているように、冬場、室内で温められた湿気を含んだ空気が天井裏で冷やされると飽和状態となって、水摘になり、結露を生じます。

それを防ぐためには、天井裏断熱材と天井仕上げ材の間に防湿シートを敷き詰め、湿った空気が天井裏に侵入しないようにしなければなりません(特に、湿気を通さないような断熱材を緊密に敷き詰めることでも良いですが)

工務店の方に、防湿処置は施されているのか、確認されれば良いと思います。

防湿シート
出典:http://tetuo-takita.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/07/06/img_0078_convert_20090704183934.jpg

 

※1)自然換気:室内外の温度差,風圧などで、室内の空気が自然に入れ替わること。
※2)天井裏懐:上階の床スラブ下端と、天井との間の空間のこと。 天井の上部の空間。遮音対策措置や住戸内配管スペースとして利用される。

 

参考記事:
屋根裏(天井面)の床を断熱すると、夏も冬もそれなりの効果あり!
夏は「蒸し風呂」冬は「冷凍庫」それでも断熱リフォームは効果ある?
蒸し風呂

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